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「書肆の小径」のついて

 

140年前の1886年といえば、日本では官制改革が行われ、現代に近い内閣制度が整い始めた時期です。その激動の時代に冨山房は産声をあげました。

創立以来、日本の出版文化、特に辞書、学術書、教科書等の分野で計り知れないその時代の人々の努力、貢献など、皆様にお知らせ申し上げたいと存じ『書肆の小経』のコーナーをつくりました。先に述べた通り、明治19年(1886年)といえば「管制改革」が行われ内閣制度が整い始めた時期でもあります。激動の時代に産声を上げ、令和8年の今日まで知のバトンを繋いで参りました。その歴史を皆様と共有致して参りたいと存じます。

書肆(しょし)」という言葉には、単なる出版社や本屋を超えた知の集積地としての重み、そして制作する作り手、お客様にお届けする届け手からの真心が込められるような気持ちがはいるのではないかと思います。

 


 

冨山房、冨山房インターナショナルでは、
中濱万次郎(ジョン万次郎)とその子孫による著作を長く刊行してきました。

 


 

『中濱萬次郎傳』は、ジョン万次郎こと中濱萬次郎の長男・中濱東一郎がまとめた公式的な伝記で、1936年に冨山房から刊行された評伝です。
萬次郎の肖像写真や関係資料も収められ、親族が資料に基づいて書いた貴重な一冊です。

 

(↑写真左上から時計回り)以下、其々の書籍リンクへとびます

 

中濱万次郎 ー「アメリカ」を初めて伝えた日本人ー』中濱  博 著
*ジョン万次郎曾孫の著者が、日記や手紙、公式記録などをもとに新事実・新発見資料を加えて丹念につづり、書き上げた伝記です。

 

ジョン万次郎物語 THE STORY OF JOHN MUNG.
文:ウエルカムジョン万の会 絵:アーサー・モニーズ
*子どもたちにもわかりやすい英文併記の絵本です。

 

ジョン万次郎の羅針盤中濱  武彦 著
*万次郎の直系四代目(万次郎の三男の長男の子)が、語り継がれてきた史実を、新資料を加え、改めてその生涯と時代を浮きぼりにした万次郎の定本です。

 

ジョン万次郎 琉球上陸物語なかみや 梁 著
*ジョン万次郎が琉球に上陸した時の行動と心情、鎖国中の日本の混迷についてはほとんど伝えられてきませんでした。本書は、沖縄で長年調査、研究している著者が、当時の貴重な記録を紐解きながら、誰でもが読みやすく書かかれた人間味あふれる物語です。

 

ジョン万次郎 日米両国の友好の原点中濱 京 著
*中濱万次郎(ジョン万次郎) 直系5代目の著者が、中濱万次郎とホイットフィールド船長との日米友好の原点の現在に至るまでの繋がりの歴史を辿ります。

 

中浜万次郎の生涯 【新版】』中浜  明 著
*万次郎の長男・東一郎の三男の著者が幕末から明治の変革期の日本と諸外国の情勢を的確に捉えて、万次郎の果たした役割を直系の著者による正しい資料に基づいて粉飾なく描き上げています。<2024年復刊>

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