万次郎の真実

江戸から明治へ、鎖国から開国へと舵をとった激動の時代に、陰に陽に多大な活躍をした稀有な経験をもっていたジョン万次郎(中濱万次郎)。 本書は、万次郎の直系四代目(万次郎の三男の長男の子)が、語り継がれてきた史実を、新資料を加え、改めてその生涯と時代を浮きぼりにした万次郎の定本である。 そこには、人間としての誠実さ、努力や勤勉、感謝の気持ち、目的に向かう勇気が生き生きと描かれている。現代に生きる私たちの羅針盤となるのではないだろうか。

<著者紹介>

中濱武彦(なかはま・たけひこ)

1940年、兵庫県西宮市生まれ。中濱万次郎(ジョン万次郎)直系曾孫(四代目)[万次郎の三男・慶三郎の長男・正男の次男]。神奈川県立鎌倉高校卒。東京ガス勤務後、執筆活動に入る。日本ペンクラブ・鎌倉ペンクラブ会員、日本海事史学会会員。
著書―『ファースト・ジャパニーズ ジョン万次郎』(講談社)、『ジョン万次郎に学ぶ 日本人の強さ』『ネバーギブアップ ジョン万次郎』(以上KKロングセラーズ)、『開拓鉄道に乗せたメッセージー鉄道院副総裁 長谷川謹介の生涯』(冨山房インターナショナル)ほか。


 

■2020年11月 「産経新聞」に著者インタビュー記事が掲載されました。
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