イタチの「こごろうくん」は、なやみをなんでも解決してくれる「なんでもおなやみそうだんしょ」の所長です。ある日、思わぬことで王さまのお城に通されます。ラクダの王さまとお妃さまは、かわいがっているユニコーンが突然いなくなってとてもなやんでいました。こごろうくんは、王さまやお妃さまのなやみを解決するために、あちらこちらを探しまわります。
はたして王さまやお妃さまのなやみは解決されるでしょうか。
【子どものこころを大事にしているスリル満点の物語で、読み聞かせにも最適です】
【対象】幼児から小学校低学年
【小学校中学年以上で習う漢字にはルビが振られています】
<作者・画家紹介>
林原 玉枝(はやしばら たまえ)
広島県尾道市生まれ。児童文化の会会員。1991 年に『おばあさんのすーぷ』(女子パウロ会)で第一回けんぶち絵本の里大賞を受賞。おもな作品に『なおちゃんのハンカチ』『くつしたのくまちゃん』『わたしぶね』『ねこの商売』(福音館書店)、『森のお店やさん』『ふしぎやさん』(アリス館)、『森のおくの小さな物語』『ライ麦をたべたろばのロバート』『こごろうくんと消えた時間』(冨山房インターナショナル)など。広島県在住。
高垣 真理(たかがき まり)
宮崎市生まれ。多摩美術大学デザイン科染色専攻卒業。挿絵は『こごろうくんと消えた時間』『星がかがやくように』(冨山房インターナショナル)、『ゴーヤのつるが 柘植愛子詩集』(てらいんく)、表紙絵に『石垣りん 吉野弘 茨木のり子 詩人の世界』『石井桃子論ほか』『テレビ 我が人生』(てらいんく)。他にポスターやお守りなど幅広くデザインを制作。広島県在住。