坪内 雄藏 著

わが国の教科書史上にモニュメントとして残る教科書(明治33年発行)の復刊!
坪内逍遥の国語読本の評価は極めて高い。日本人に合わせた「シンデレラ」や「裸の王様」の翻案など多くの優れた文章は、当時の子どもたちの脳裏に深く刻み込まれ、また後世の国語教科書がこぞってその文章を選択して掲載した。【解説より】
明治期に日本で近代教育が発足し、それが国定教科書に変わるまでのおおよそ三〇年間の間、実に夥しい数の初等教育用の国語教科書(読本)が発行された。しかしその中で、後世の人々から親しみと尊敬の念を込めて編著者の名前を冠して呼ばれるのは、この「坪内読本」しかない。坪内逍遙の編集した『国語読本』は、日本の言語文化遺産のひとつとして高く称揚されるべき価値を持っている。(府川源一郎)

発行=富山房企畫
発売=冨山房インターナショナル
<著者紹介>
坪内 雄藏(つぼうち ゆうぞう)
1859(安政6)年6月22日-1935(昭和10)年2月28日
現在の岐阜県美濃加茂市生まれ。東大卒、早大教授。坪内逍遥の名で、主に明治時代に小説家・評論家・翻訳家・劇作家・教育家として活躍。代表作に『小説神髄』『当世書生気質』などがある。

 

國語讀本 髙等小學校用

定価:5,060円(本体4600円+税)

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ISBN978-4-86600-036-7 C3037
2017年9月13日