得丸 久文 著
これまでまだ誰もきちんと読みこなしていなかった道元の語録『道元和尚廣録』を徹底的に読み、さらに『正法眼蔵』の記述と比較することによって、鎌倉行化から永平寺に戻ったあとの五年間に道元が仏法を極め、精緻化したことを明らかにした。

【内容】
Ⅰ.知られざる前衛思想家道元 道元はどんな思想家か…
Ⅱ.道元のテキストを言語情報としてとらえる 釈尊以来の仏法を嗣いだ道元…
Ⅲ.道元の信号と雑音を識別する 正法眼蔵各巻の奥書を考える/知られざる語録「道元和尚廣録」…
Ⅳ.道元を読み解くための準備運動 密語に迫るため現代訳はどうあるべきか…
Ⅴ.「廣録」から時系列的に読み解く道元と弟子たち 弟子たちと日々の闘い/廣録と正法眼蔵の清書作業…
Ⅵ.廣録と併せ読み解く正法眼蔵 即心是仏/現成公案…

<著者紹介>
得丸 久文 (とくまる くもん)

1959年生まれ。東京大学法学部卒業。卒業後、日商岩井・宇宙航空機部で人工衛星地球観測を担当。その後、国連・教育科学文化機関アソシエート・エキスパート、日商岩井エアロスペース・ヨーロッパ事務所(在ロンドン)、㈶ 環日本海環境協力センター勤務。 現在は、言語的人類の音声の論理性とそれを処理する神経免疫細胞ネットワークの研究(デジタル言語学)を進めている。


道元を読み解く

定価:7,480円(本体6800円+税)

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ISBN978-4-86600-037-4 C3015

2017年10月11日