松尾 れい子 編
<内容紹介>
忘れられた明治の巨人加納久宜の事績を網羅
男女の教育普及など明治初期の教育に大貢献。
鹿児島県知事として私財を投げ打ち疲弊していた県を模範県に。
東京府入新井村で難村を模範村に。全国的にも広い範囲で活躍。
理想を追求し千葉県一宮町を全国の模範村へ。
─明治の激変期の教育や地方自治の様子、農業や産業の制度化とその実行の様子、風土や人々の暮らしを活写─「一にも公益事業、一にも公益事業、たゞ公益事業に尽せ」
文部省の役人として、石川・岩手・新潟で校長として、明治初期教育に多大な功績を挙げた後、法曹界に身を置き、貴族院議員として活動。西南戦争で疲弊していた鹿児島県を知事として模範県に導く。その後東京府入新井村で信用組合(現城南信用金庫)を自宅で設立、大森倶楽部会長などを務め、地域に貢献。この間、全国農事会会長、初代帝国農会会長、産業組合中央会副会長、東京競馬会初代会長、日本体育会会長として活躍。「日本農政の父」と称される。晩年は千葉県一宮町長として地域に尽し模範村に。
<編者紹介>
松尾れい子(まつお れいこ)
鹿児島市下荒田町生まれ。鹿児島県立鶴丸高等学校卒業、日本女子大学卒業。昭和61年(株)レック研究所を設立し、各種調査研究を手がける。近年は高齢者の生活全般、住まいを中心に活動している。

 

加納久宜集

定価:7,480円(本体6800円+税)

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2012年12月12日
ISBN978-4-905194-48-4 C3023