谷川 健一 著
2009年、年頭の宮中歌会始で召人の栄に浴した歌人谷川健一。 少年時代あれほど熱中した短歌と決別し、長い「歌の別れ」を経て復活を果たす。 出版された3冊の歌集に未発表作品も加え、さらに、歌論・歌人論をあわせて、歌人としての谷川健一に迫る!
巻末対話では、著者みずから歌の世界について語り、民俗学との関連性について言及する。・日本図書館協会選定図書

【 内容 】
谷川健一全歌集 = 海の夫人 青水沫 海境 余花
うたと日本人 = うたと民俗学 歌の発生 挽歌の展開 うたげの世界 共同体の詩
歌人の貌 = 山中智恵子 馬場あき子 鶴見和子 前登志夫 中城ふみ子 土屋文明 水原紫苑

<著者紹介>
谷川健一(たにがわ けんいち)
1921年、熊本県水俣市生まれ。東京大学文学部卒業。 『風土記日本』『日本残酷物語』、雑誌「太陽」の初代編集長を経て、文筆活動に入る。『南東文学発生論』で芸術選奨文部大臣賞・第2回南方熊楠賞受賞。『海霊・水の女』で短歌研究賞受賞。1981年以来、日本地名研究所所長として現在に至る。文化功労者。2013年、逝去。

 

谷川健一全集
第17巻 短歌 谷川健一全歌集
うたと日本人 他

定価:7,150円(本体6500円+税)

2009年10月20日
ISBN978-4-902385-80-9 C0339