吉岡 秀人著
子どもの死亡率が高い国で、限られた器具や施設・人員、手術中の停電など悪条件の中で、奮闘している吉岡医師。若いスタッフの教育も担っています。 先の戦争の傷あとが残る町に、その傷あとをうすめるため、そして恩返しのために、一人の日本人医師として、 舞い降りたのです。
本書は、アジアで15年、1万人の命を救った小児外科医・吉岡氏の魂の記録であり、願いや祈りが詰まった本です。

<目次>
第1章 途上国の医療現場――世界でいちばん蛇で死ぬ国
第2章 途上国の子どもに自分は何ができるのか?――ジャパンハートの活動
第3章 現地医師との軋轢の中で――イラワジ川の濁りに気づかされること
第4章 他人にコントロールされない人生を――「本気」の分だけ見返りがある
第5章 死んだ少年の七千円の貯金――寄付の話
第6章 天職の見つけ方――目の前の仕事に同化できるか
第7章 子どもが三百ドルで売られていく!――国境の貧しい子どもたちを救え!
第8章 体温のある医療を求めて

<著者紹介>
吉岡秀人(よしおか ひでと)
大阪府出身。大分大学医学部卒。1995年よりミャンマーにて医療活動を始める。以来、数千件の手術を現地で行ってきた。途上国の子どもたちを救うための2004年国際医療団ジャパンハート設立。日本から参加した多くの若い医師・看護師たちと共に、小児外科を中心に内科・小児科・一般外科・産婦人科・形成外科など現地でできうる限り患者たちの治療にあたっている。第一回界・平和貢献賞奨励賞受賞。NHKをはじめテレビ出演多数。

 


 

死にゆく子どもを救え
-途上国医療現場の日記-

定価:1,430円(本体1300円+税)

 

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2009年7月11日
ISBN978-4-902385-74-8 C0036