伏見 千鶴子 著
子育てが過ぎてから、思いもかけず病に陥る。
次々と押し寄せる壁――。
有為の奥山を越えて
浅き夢みじ酔ひもせずの境地に辿り着こうと歩む
剣道に生きた夫との人生「もう一度生まれてもこの同じ仲間と剣道をしたい!」
という心からの願望を残しつつ、伏見由男は六十五歳で 天界に旅立ってしまつた。次世代へ続く剣道の夢を託し ながら――。そんな一剣道人の家庭の生き様「有為の奥 山を越えてゆく」姿を、この本から読み取っていただけ れれば幸いである。
「はしがき」より
<著者紹介>
伏見 千鶴子(ふしみ ちづこ)著
1935年東京生まれ。明治大学英文科、早稲田大学英語専攻科卒業。私立女子高の英語教師を10年勤める。結婚、出産後、家庭に入る。後年、再び英語講師をした後、労働省の青少年職場相談員を数年勤める。「集団学童疎開資料集(2)」(豊島区立郷土資料館、1991年)、高校時代の友情記「よい友、よい旅、よい人生」(2012年)。「ことばさろん」文集に時々寄稿。

 

有為の奥山

定価:1,320円(本体1200円+税)

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2015年10月21日
ISBN978-4-905194-97-2 C0095