日本国憲法は「いのちの泉」のようなもの。いのちを守るということについて、これほどしっかりとつくられた憲法は世の中のどこにもありません。人間の根本にかかわることが憲法に書かれています。
この本は、十代のきみたちに日本の憲法をわかりやすく説明するために書き下ろしたものです。
……日本の憲法は、人間のいのちを安全に保つことを目的としてつくられたものなのですから、これをしっかり読み解けば、憲法を守るということは、平和な世界を築くために行動することであることがわかるはずです。このことをしっかりわかっていただきたいと思います。 (「あとがき」より)

 

<著者紹介>
日野原重明(ひのはら しげあき)

1911年、山口県生まれ。1937年京都帝国大学医学部卒業。
1941年、聖路加国際病院内科医となる。95年の地下鉄サリン事件では 陣頭指揮を取り、同病院に、多数の急患を収容する。
聖路加国際病院名誉院長・同理事長。医師としての活動の傍ら、 子どもたちへの「いのちの授業」や講演会等のため、全国各地を廻る 日々を送る。
主著に「十歳のきみへー九十五歳のわたしから」「明日をつくる十歳のきみへ―一〇三歳のわたしから」「働く。ー社会で羽ばたくあなたへ」「日野原重明のリーダーシップ論」(冨山房インターナショナル)ほか。2017年7月逝去。

 

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