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第62回

2012年4月20日(金) 18:30~20:30

 

「万物は情報を発信する!」

 

板生 清さん
(東京大学名誉教授・東京理科大学教授)


 

 

今回のデザート


【参加者からの言葉】
早く社会に普及するよう(センサー、ネッククーラー)、願っています。「急に情報がなくなる」という情報も大切に、との質問者側のご意見が、とても印象的でした。
サイエンス自体が人間の生き方や、社会の課題、未来に対して、人間が幸せに生きることに直結させてお話していただけるとうれしいです。
センサーチップ技術の進歩、発展やクラウドサービスの進化により、様々な便利なことが起こる、または起ころうとしていることは理解できるが、世界の多くの人々はこの技術やサービスを求める生活をしていくのであろうか。日本やアメリカなど、一部の国は新しいものに対する欲求は強いが、他はどうか。文化の問題としての機械やクラウドの利用、すなわち技術サービスと生き方のインターフェイスが、そのうち問題になると感じている。技術の富士山はとても興味深いイメージ図です。自分もやがて、この山頂部分に至る生活をするであろうと思うからこそ、世界の中でどう評価されていくのかが気になります。
最先端の面白い話であったが、基本的な考え方、理解ではなく、美容的な面にポイントがあった。「汗をかかない」のがベストであるか、これでは生きていく人間を否定することではないだろうか。人間は生きている動物、社会、自主に反応して、エネルギーが生まれ、生きる力が出てくるし、そこから文化、哲学が生物を選考します。文科学の人間にとっては、理解度50%であった。
今回の話の中で、地震予知があったが、すでに30~40年やっていても成果が出ていない。現状では予知は不可と言うべき。
ネックを冷やすものは面白いと思ったのですが、ペルチェを使っていると思うのですが、ペルチェは効率が悪いのと、ペルチェは温度の変動により内部にクラックが入り、寿命が短いのは事実(ペルチェは素晴らしいと思っていたのに、ペルチェを作っている技術屋に聞いて驚きました)なので、そのあたりが気になります。ヒューマンセンサーは素晴らしいと思いました。
「人工物が情報を発信している」という捉え方は新鮮でした。ネッククーラーとセンサーを組み合わせて、一人一人に合ったものになるといいですね。

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