1976年に亡くなった著者の遺稿を、長男で宮津市の元伊勢籠(この)神社宮司の海部光彦氏がまとめ、ようやく日の目を見た。 日本の古語研究をベースに、人類の救済を願って、人間の生命現象に多面的な思索を加えている。日本人の精神文化の中核になっている神道、仏教、儒教や親鸞の教えから、キリスト教など西洋の宗教や哲学にも言及し、「いのち」を考える。 タイトルから堅苦しい内容を連想するが、具体例が豊富で、分かりやすい表現になっている。